白州の特徴・味・香りを徹底レポート!飲み方別にご紹介!!

白州の特徴、味、香りのまとめ

白州・響・山崎・知多・Aoなど・・・、サントリーウイスキーのバリエーションがさらに豊かになってきました。

そんなサントリーウイスキーの中でも「プレミアムウイスキー」として名高い銘柄は3つ。
「響」「山崎」そして爽やかで軽快な味わいの「白州」

今回の記事では、そんなプレミアムウイスキーの一角を担う、白州の特徴、味、香り、豆知識をご紹介させていただきます。

「白州」の特徴・味・香り

ストレートで飲んだ際の特徴

白州 飲み方 ストレート

ストレートで飲んだ際の香りは、アルコール感が強く感じられるため、隠れたフレーバーを見つけるのが少し難しいかもしれません。
しかし、その香りの奥にはシトラス草原のような青々しさバニラ、そしてフルーティーさを見つけることができます。

口当たりは、香りに反してアルコール感はほとんどなくまろやかです。

フルーティーな味わいが特徴的で、若々しさライトなクリーン感があり、バランスが取れています。
余韻はゆったりしていて、程よい甘みが舌に残ります。

重厚感はありませんが、味わいはしっかりしていて、初心者の方から上級者の方までオススメできる1杯です。

ロックで飲んだ際の特徴

白州 飲み方 ロック

程よく加水され、キリっと冷やされたことにより、キレの良い味わいへと変化します。

スイートでいてクリーンな飲み口が印象的で、微かなスモーキーさとフルーティーな甘みが相まって、とても心地が良いです。

全体的にライトな味わいですが、味のアタックは強め
ミントや草原にいるかのような爽やかさが感じられ、飽きることなく楽しむことができます。

飲み終わりには、程よい甘みが舌に残り、キレがありつつもゆったりとした気分を味わえます。

キレがありながらも、フルーティーさ・爽やかさ・スモーキーさをバランス良く楽しめる。
唯一無二の味わいを、ぜひお楽しみください。

水割りで飲んだ際の特徴

白州 飲み方 水割り

加水されることにより、さらに軽やかな口当たりに。
ビターさ、スモーキー、そしてクリーンでいてライトな飲み心地が、とても飲みやすいです。

ストレートやロックでは感じられなかったなめらかさが顔を覗かせ、非常にバランスも良いので、いくらでも飲めてしまうような軽快な味わいを楽しむことができます。

どこか遠くにミントのような爽快感や、オレンジのフレーバーも感じられます。

ウイスキーに飲み慣れていない方にも、受け入れやすい味わいなのでオススメですよ。

ハイボールで飲んだ際の特徴

白州 飲み方 ハイボール

ビターで、軽やかな口当たりが印象的。
炭酸で割ることによって、りんごを思わせる甘みが強調されますが、キレのいい辛口な味わいは健在。

後味はドライで、草原を思わせるフレーバーと微かなスモーキーさが心地よく消えていきます。

味のインパクトが強いにもかかわらず、さっぱりと飲めるのが嬉しいところ。
ちょっとビターで、キレのいい辛口ハイボールをお楽しみください。

「白州」の味わいまとめ

白州 試飲の様子

軽快さと若々しい爽やかさが特徴的。
スイートでいてクリーン感がありライトな飲み口です。

キレがいいので、加水するといくらでも飲めてしまう軽快感があります。

ロックや水割り、ハイボールにしても、味が崩れないボディの強さがあり、どんな飲み方にも対応ができる万能ウイスキーとも言えます。

その軽快な飲み口は、とても受け入れやすい味わいなので、ウイスキー初心者の方にもオススメです。

若々しさと上品さを併せ持った、ジャパニーズウイスキーならではの繊細さを、ぜひご体感ください。

白州 ボトルの写真

  • 原産国:日本
  • アルコール度数:43度
  • 価格:約8,300円/700ml(2021年5月現在)
  • おすすめの飲み方:ストレート、ロック、水割り、ハイボール

「白州蒸留所」とは

「白州蒸留所」は、サントリーがウイスキーを造り出してから50年を迎えた1973年に、新たな原酒を求めて造られた蒸留所です。
「山崎」が造られる「山崎蒸留所」とは異なる個性を求めて建てられた、サントリー第2の蒸留所というわけですね。

ちなみに、「響」「山崎」「白州」「知多」の違いについては、こちらの記事でご紹介しています。

白州蒸留所は「森の蒸留所」とも呼ばれ、世界でも珍しい豊かな自然に囲まれた環境でウイスキー造りをしています。
この緑溢れる環境が、爽やかで若々しいウイスキーを生み出しているのですね。

実際に、白州蒸留所がある場所はこちら。

地図で見ても、山々の麓にあるのがよく分かりますね。

南アルプスの麓、山梨県北杜市(ほくとし)に白州蒸留所はあります。

白州蒸留所
出典:https://www.suntory.co.jp/whisky/hakushu/distillation/

標高700メートルの冷涼な気候と、約82平方メートルもの広大な森に包まれていて、まさに「森の蒸留所」と言える環境です。
※東京ドームの建築面積は約47平方メートル。

この環境の恩恵は、ウイスキー造りに使われる水にも継承されています。

ウイスキーに造りにかかせない仕込み水は「マザーウォーター」とも呼ばれていて、美味しいウイスキーを作る「母」なる水を確保することは、蒸留所を建てる際に最も重要視される条件のひとつです。

白州蒸留所では、キレのよさが特徴的な硬度30の南アルプスの清冽な軟水をウイスキー造りに利用しました。
この水がクセのない絶好の仕込み水となり、爽やかで軽快なウイスキーを生んだというわけなんですね。

「白州」についての豆知識

白州のボトル裏には、サントリーさんの想いが記載されています。
味わいについても、オフィシャルの見解が書かれていますので、紹介させていただきますね。

白州 ボトル 裏

1973年、白州蒸留所は豊かな大自然に恵まれた”南アルプス甲斐駒ヶ岳のふもと”につくられました。
白州蒸留所のモルトウイスキーは、森の湿潤な気候の中、花崗岩に磨かれた清冽な南アルプスの天然水で仕込まれ、日本の豊かな四季を通して育まれます。
このウイスキーは、白州蒸留所の持つ多彩な原酒の中からブレンダー達が厳選した白州モルト100%のシングルモルトウイスキー。
その味わいは、森の若葉のように水々しくフレッシュな香りに、すっきり爽やかな口当たりです。
繊細で複雑なジャパニーズシングルモルトならではの味わいをぜひお楽しみください。

(引用:サントリーウイスキー「白州」ボトル裏より)

ちなみに「白州」という名前は、“白い砂州(さす)”という意味からとられたもの。
南アルプスから駆け下りてきた水が、尾白川や神宮川の清流となり、ふもとに白い砂の扇状地を作ります。
この美しい自然にちなんでつけられた名前というわけなんですね。


白州は世界的にも評価されていて、数々の賞を受賞しています。
※賞を受賞しているのは、12~25年など、年数表記があるものが主なので、詳細なご紹介は割愛させていただきますね。

今回ご紹介させていただいたのは、ノンエイジ(年数表記なし)の白州ですが、その実力は折り紙つきです。

年数表記のあるものは価格がかなり高騰していて、なかなか手が出ませんが、ノンエイジであれば、ちょっと贅沢したいときや贈り物にもピッタリです。
森で育まれた爽やかで繊細なウイスキーを、ぜひ堪能してみてくださいね。

「響」「山崎」「知多」との違いについて詳しく知りたい方はこちら

白州 ボトルの写真

  • 原産国:日本
  • アルコール度数:43度
  • 価格:約8,300円/700ml(2021年5月現在)
  • おすすめの飲み方:ストレート、ロック、水割り、ハイボール